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宝くじ購入  No.37

 

以前私は宝くじを買う人間を冷ややかな目で見ていた。

 

当たるはずもない物を、買う人間の気持ちが理解できなかったのだ。(私にとって1等当選の確率は、絶世の美女がスカートをはき忘れたまま電車に乗り、しかも私の隣の座席に座るのと同じくらいの確率に思えた)

 

また宝くじの還元率の悪さもまた、私を宝くじから遠ざけた。

パチンコ、スロットは80%以上、競馬競輪は70%以上の還元率なのに対して、宝くじの還元率は50パーセント以下である。

つまり1000円投資すれば平均で500円以下しか戻ってこないのだ。

 

余りにも分の悪い勝負に思える。(パチンコ、スロットですら勝てないのに)

 

こうした理由もあって、私は今まで宝くじを買ってこなかった。

しかし、ついこの間、そんな宝くじ嫌いの私に転機が訪れた。

それはとある宝くじ販売店の前を歩いていた時のこと。

その時色々な事があってストレスが溜まっていた私は、思わずその販売店に立ち寄り、三千円分(1枚三百円で計10枚)のくじを買ってしまったのだ。

 

買った直後は少し後悔した。

無駄な金を使った気分で少し落ち込んだくらいだ。

「むしゃくしゃして買った、今は後悔している」みたいな心境だ。

しかし、家に着くころには、後悔は期待に変わっていた。

 

それからというもの、退屈な毎日が劇的に変わる。

宝くじを買ってからというもの、一等に当選した時の事を考えてニヤついたり、使い道を真剣に考えたりと毎日が楽しくなった。(宝くじ購入後3日が経つ頃には、老後のプランまで完成していた)

宝くじを買って初めて、宝くじを買う人間の気持ちを理解できるようになった。

一等に当選すれば一生金には困らない額である。

「夢を買う」とは良く言ったものだ。

まさしくその通りである。

 

私は億万長者になる日を夢見て、抽選日を待った。

そして抽選日の日、私はネットで番号を調べて買ったくじの番号と照らし合わせる。(本当のことを言えば、抽選日の事をすっかり忘れており、実際に調べたのは4日後である)

 

胸の鼓動の高鳴りを感じながら、一つ一つ丁寧に確認していく。

 

結果は、4等の千円が一つ、5等の3百円が一つの計三千三百円の成果だった。

 

三千円使い、三千三百円戻ったので、三百円儲けたことになる。

 

プラス三百円、大勝利と言っていいだろう。

 

そして期待に満ちた時間を過ごせたことは、お金には代えられない成果だと言える。

今度は儲けた三百円と合わせて、11枚買うことに決めた。

またあのドキドキワクワクの日々が過ごせると思うと今から楽しみである。

 

追記)書いている途中で思い出したが、実際には上で書いている宝くじとは別に、ちび〇る子ちゃんスクラッチを買っていた。それを含めるとだいぶマイナスである。

 

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